22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ─天命反転する経験と身体
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22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ─天命反転する経験と身体

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三村尚彦、門林岳史=編著|磯崎新、本間桃世、小室弘毅、森田真生、山岡信貴、辻真悟、富井玲子、岡村心平、染谷昌義、村川治彦、稲垣諭、手塚美和子、伊村靖子、松井茂、木田真理子、小石祐介ほか=著 発売日:2019年12月25日 A5判|320頁 出版社:フィルムアート社 ISBN 978-4-8459-1917-8 --------------- 待望の書籍『22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ-天命反転する経験と身体』がついに12月25日刊行されます。 今までありそうでなかった、様々な分野で活躍する多様な執筆陣によるこの論集は、荒川+ギンズが全力で疾走し続け21世紀に渡されたバトンを22世紀に繋ぐ伴走者たちの記録集とも言えるでしょう。 この論集・記録集が更なる伴走者を天命反転への道へと誘う招待状となることを願っています。 --------------- 「死なないために」とはどういうことなのか? 死すべき存在である人間の運命に戦いを仕掛けた荒川+ギンズの思考に迫る、22世紀の身体論。 荒川修作没後10年、今なお刺激に満ちた現在進行形の彼らの思想を再発見していく画期的論集。 「人間は死なない」──死と生命をめぐる独自の発想と思考から、数多くの鮮烈な言葉を残した荒川修作+マドリン・ギンズ。「三鷹天命反転住宅」や「養老天命反転地」をはじめとする彼らの作り上げた様々な空間は私たちの五感や認識のあり方に大きく揺さぶりをかける。 不確かな時代であるがゆえの、身体への意識と関心の高まりにおいて、荒川+ギンズの思想は多くの発見や刺激を私たちに与えている。 死すべき存在でありながら、生命を消滅させないという矛盾を荒川+ギンズはどのように乗り越えようとしたのか。 人間の運命に戦いを仕掛け、運命を根底から覆す「天命反転」を企てた、今なお/今こそ現在進行形というべき荒川+ギンズの思想と実践を、身体論を軸として、哲学、建築、美術、心理学、教育学などさまざまな専門分野から再検討する。それとともに荒川+ギンズ関連の展覧会、パフォーマンスなどの近年のプロジェクトを包括的に紹介する。 ・三鷹天命反転住宅の現/元住民(独立研究者・森田真生、映画監督・山岡信貴、建築家・辻真悟)によるエッセイを収録。 ・〈初の試み!〉三鷹天命反転住宅に住む家族が、名古屋市外にある荒川+ギンズの構想を元にした志段味循環型モデル住宅に住む家族を訪ねる座談会を実施。 ・荒川+ギンズの思想と実践に様々な専門分野から検討を加える研究論文を収録。 ・荒川+ギンズに関連する最新のアート・プロジェクトを包括的に紹介。 ・マドリン・ギンズが最晩年に取り組んでいた遺稿『ALIVE FOREVER, NOT IF, BUT WHEN』を紹介。 ・荒川+ギンズ生前のNYオフィス書棚写真公開。 --------------- 「人は死ななくなる」「死ぬのは法律違反だ」と主張しつづけた荒川修作は、2010年に亡くなった。『ALIVE FOREVER, NOT IF, BUT WHEN』という著書を執筆しながら、公刊することなくマドリン・ギンズは2014年この世を去った。死すべき運命を根底から覆す「天命反転」を企てた二人の死を、私たちはどう受けとめたらいいのだろうか。 彼らが遺した多くの作品、彼らが語った思想は、今も私たちに強く働きかける。美術館で二人の作品を観て、あるいは奈義町、養老町、三鷹市にある建造物を通して、彼らがやり遂げたかったことを、身をもって体験する。全身で彼らの主張を感じる。荒川+ギンズに関心をもつすべての人にとって、二人は生きているし、永遠に生きつづけている。彼らはすでに天命反転を達成しているのだ。 こんな月並みなことを言って、済まされるわけがない。これを聞いた荒川は「きみたちの常識や倫理では、ぼくの言っていることは少しもわからない」と私たちを叱責しだすことだろう。荒川+ギンズの理論と実践に、私たちは総力戦を挑まなければならない。ちょうど彼らが人間の運命に同様の戦いを仕掛けたように。二人の絵画を身体全体で受けとめること。二人の建築物のなかで光、音、匂い、気配と一体になること。二人の言葉に浸りきること。荒川+ギンズの挑戦の意味を考えるためには、全身で全方向的なアプローチをする必要があるだろう。 (三村尚彦、門林岳史「あとがき」より) --------------- 荒川修作の言葉 「ぼくが、そう、マドリン・ギンズも言い始めたけど、建築的身体を作るっていうことは要するにお化けを作るってことなんだ。私の延長になるお化けを。僕はそれができるってことが分かったんだ。いいか、生命は見つけるものじゃないんだよ、作り上げるものなんだよ。」──荒川修作 --------------- 目次 [巻頭・口絵]天命反転する場所 〈テキスト〉黄色い球体、ご機嫌いかが?──荒川+ギンズとともに天命反転する(レンスケ・マリア・ファン・ダム) 荒川修作、マドリン・ギンズ 追悼文(磯崎新)   荒川修作 無明の境地をさまよった人 マドリン・ギンズ コトバにならないコトバの交信 ■第1部 天命反転住宅の経験 ・ブランキーまたはチェ・ゲバラ──ARAKAWA + GINSに寄り添って(本間桃世) ・天命反転+マインドフルネス!──荒川+ギンズの天命反転思想を体験から読み解く(小室弘毅) [座談会] 天命反転座談会 三鷹の住民が志段味を訪れる(構成=門林岳史) [三鷹天命反転住宅の(元)住民から] ・天命反転住宅の子(森田真生) ・反転住宅を受けとめること(山岡信貴) ・OTP被検体 No.006A号に関する居住実験記録 中間報告書(概要版)(辻真悟) [センターカラー] ARAKAWA+GINSの書棚 〈テキスト〉Rrrrreading ハウストン通西124番の本棚(ST・ルック) ■第2部 22世紀の身体論 ・仮説としての荒川+ギンズ──『建築する身体』の切り閉じ(三村尚彦) ・「臨床的手続き」としての建築とその使用法——ジェンドリンと荒川+ギンズ(岡村心平) ・ヘレン・ケラー経験はアラカワ作品をどう見せるか——ウィリアム・ジェイムズから示唆を得る(染谷昌義) ・荒川+ギンズ〈が〉「死なないために」(村川治彦) ・ARAKAWA+GINS「から/に向けて」の「社会/技術」批判(稲垣諭) ■第3部 オンゴーイング・荒川+ギンズ ・メイキング・オブ・アラカワ展@Gagosian NY(アマラ・マグローリン+手塚美和子) ・「荒川修作+マドリン・ギンズ——永遠の傾き」展  〈テキスト〉 《問われているプロセス/天命反転の橋》一九八七‐八九(アイリーン・ソヌ) ・都市計画の模型──受容論としての《養老天命反転AR》(伊村靖子・松井茂) [小特集]ネオン・ダンス《パズル・クリーチャー》 ディレクターの言葉(エイドリアン・ハート) 鑑賞者の経験(門林岳史) ダンサーの経験(木田真理子) ・DOVER STREET MARKET NEW YORKと私と荒川修作+マドリン・ギンズ(小石祐介) ・資料紹介 マドリン・ギンズ遺稿『ALIVE FOREVER, NOT IF, BUT WHEN』(門林岳史) [巻末資料] 編著者略歴/執筆者・訳者略歴 荒川修作+マドリン・ギンズ関連主要日本語文献一覧(作成゠松田剛佳、門林岳史)